昨年の末に行われてすぐにやってきた金鯱賞ですが、大阪杯のステップレースとしての位置づけになりましたが、これがまた結構いい舞台設定だったなと振り返っても思います。

中京2000mと阪神2000m。コースレイアウト的に全然違うのですが、ラップ構成が似てくるので、結構参考になるなと。

さっそくですが、今年のレースラップ

12.6-11.3-12.6-12.2-11.7-11.7-12.0-11.9-11.4-11.8 1.59.2
最初の3F36.5 1000m1.00.4 ラスト35.1

とてもコーナー2つの広いレイアウトの2000m戦とは思えない程にあがりもかかっている。
それは何故かといえば中盤ですね。

ロードヴァンドールが逃げてマイペースも、この馬のペースがまずまず早いので中盤は12秒見え隠れするレベルのレース。馬場も高速化していませんでした。

昨年の中京よりも作り遅め。去年の夏から見たらだいぶ遅め。昔の感じに近くはなったのかと思います。 
ヤマカツエースが去年勝った金鯱賞は勝ちタイム1.59.7。1000m通過が1.01.5。今回の金鯱賞より1秒1も遅いのに勝ちタイムが0.5しか変わらない。

あがりでまとめてもこの0.5の差を考えると馬場レベルがだいぶ違うなという印象。

ヤマカツエースは中京が高速馬場化していたので、あがりが33.1 。これはまやかしで、ロングスパートになったといえこのタイムはヤマカツエースのキャリアでも異質。

本来は有馬記念の35.1だったり、今回の34.7という上がりが実は精一杯の馬
ヤマカツエースはこれまでの23戦中、33秒台のあがりはあのクソスローの中山金杯と前回の金鯱賞だけです。それ以外は34秒から35秒。そして、そういう中盤がしまってあがりのかかるレースこそ真骨頂を発揮できる馬。

なんです。

有馬記念もサトノダイヤモンド35.5。ミッキークイーンが35.3ですから、通常の2000mのレースであれば33秒から34秒前半であがってくる馬達がこれだけあがりがかかっている中、後方からの競馬だったとはいえ上がり最速35.1であがってきています。

タフな馬なわけですね。
正直、今回も立ち回りも上手でした。あと相手が豪華メンツのわりに、おやおやでしたし、開幕週の中京。インと前がやはり有利。そういう複合的な事もあってヤマカツエースは無事連覇にいたったわけです。

馬場が早かろうが遅かろうが、この一般的にタフなコースレイアウトは得意なんですねヤマカツエースは。福島記念等で好走する馬がわりとよさそう、ロングスパート系というのが考察と予想のテーマでした。ロードヴァンドールは印を回しましたが、スズカデヴィアス。
キズナを完封した京都記念と逃げて負けましたがAJCCのロングスパート。気になっていましたが、脚質転換で前走のパフォーマンス。追い比べになったら足りないと思ってきりました。

しかしもともと先行できる程の最初の3Fの速さがあり、そしてロングスパート。これがヤマカツエース同様ききましたね。

1〜5着はローカルの重賞で顔を出しそうな馬と血統の馬だった事も加えておくと、先行できる脚、ロングスパート、立ち回りのよさが問われたのかと思います。

1着からキングカメハメハ
2着ダイワメジャー
3着キングカメハメハ
4着ハーツクライ
5着メイショウサムソン
6着ディープインパクト
7着ディープインパクト

なんて感じですからね。
キングカメハメハとダイワメジャーが何故ローカル?というのは、これらの産駒はスタート最初の3Fの出足が早く好位をとれる確率が高いという事。
ローカル2000mはポジションどりとスタミナの勝負になりやすい。
後ろから切れ味特化の馬が来にくい。


なので今回もスタートしてある程度のポジションを取れてロングスパートのスタミナ勝負なったが為に好走した。
そんな印象です。


大阪杯はどちらかというと単純なあがり勝負にならず、かつてトウカイパラダイスがエピファネイアに先着したように、今回と同じような適性が問われます。

馬場状態で前が有利、後ろが有利で今回の結果を踏まえどう馬券購入側が印を打つかですが、基本問われる事は似てくる。

トウカイパラダイスの父はゴールドアリュールであり母父がマルゼンスキー。ダート色、そして福島でよいニジンスキーです。それをキャリアでも発揮していました。

ヤマカツエースはポジション次第では大阪杯でも面白い存在になり得る。

と思います。